【書評】世界トップ企業のAI戦略(日経BP)

AI戦略 書評

農業、ものづくり、自動車、住宅、医療の5領域をメインに、人工知能を使ってビジネスを展開している主要企業を掲載。

世界トップ企業のAI戦略

  • ドイツの「インダストリー4.0」
  • 米国の「インダストリアルインターネット」「スマータープラネット」
  • 日本の「超スマート社会」

として提唱され目指されている社会の共通点は、ソフトウェアからサービスへ価値源泉の系が移動していること。

これまで重要視されていた「ハードウェアの制御系」<「情報系(ビッグデータ蓄積・解析)」に価値源泉が変化。

「農業」の人工知能ビジネス企業

  • Monsant(米)・・・2019年までに「デジタル農業」で数億ドルの年間収益を見込む。
  • Du pont(米)・・・こちらも種子メジャー。
  • Precision Hawk(米)・・・自立型ドローン+データの解析結果を農家へフィードバック
  • スタンシステム(日)・・・LED植物栽培
  • Tule(米)・・・灌漑ノウハウ
  • Blue River Technology(米)・・・レタスの間引き、雑草自動除去

などが紹介されている。

他にも、

  • 「ものづくり」の人工知能ビジネス企業
  • 「自動車」の人工知能ビジネス企業
  • 「住宅」の人工知能ビジネス企業
  • 「医療」の人工知能ビジネス企業

のビジネスモデルの図解と、解説が乗っている。

AI関連ビジネスを展開している企業をざっと知りたい場合や、今後の潮流の初歩の初歩を知りたければおすすめ。

感想

資料がてら手元にあれば役に立つかもしれない程度。

「特定の分野で広く浅くAI関連ビジネスリサーチをしたい」などのニーズがなければ特に必要なし。

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