4年ほど前、京都旅行をした時の話。
旅の帰り道に、団子が食べたくなったので、それらしき店に立ち寄ると先客が2名。
どうやら外国人観光客の方ようで、身長が190センチ位有るアメフト選手みたいな大きなおじさんと奥さんの二人組。
男の人が「Excuse me ☓☓☓~」 と英語で話し始めると、「ソーリー」といって店員のお兄さんが引きつった表情で店の奥に行って助けを求めに行きました。
その瞬間、奥さんんが
[voice icon=”https://jpenglish.com/wp-content/uploads/2015/09/mo.jpg” name=”奥さん” type=”l”]スミマセン、ニホンゴでダイジョブ[/voice]
と言った瞬間、そのお兄さんは安堵の表情を浮かべて戻ってきたのです。
これまで第二言語習得理論を研究してき一人の外国語学習者として「なぜ日本人には英語が苦手な人が多いのか」について分かったことをガツンと解説していきたいと思います。
[aside type=”normal”]※尚、厳密には外国語が苦手といわれているのは日本人に限ったことでは無いのですが、話を分かりやすくするためにあえて「外国語が苦手な日本人」という設定で進めていきます。[/aside]
これまでに、当ブログでは、「日本人に英語(外国語)が苦手な人が多い理由」を主に2つの側面から解説をしてきました。それは
日本人が外国語下手な理由その1:そもそも日本語と英語は言語構造が異なるから
日本人が外国語下手な理由2:そもそも外国語(英語)なんて必要ないから
というものでした。
スマホ片手にベットに寝転がりながら、過去の記事を読み返してみてください。
この2つの理由に関連するデータや研究結果を引っ張ってきて「日本人は英語(外国語)が苦手だ」と主張をしてきたはずです。
ですが今回、以上の2つの理由に加え、「日本人が外国語下手な決定的な理由」をもう1つ追加します。
実は世界中の言語学者の膨大なデータの積み重ねと研究により、この第三の理由こそが「日本人に英語(外国語)下手な人が多い理由」だと分かってきました。
その理由とはズバリ・・・・
日本人が外国語下手な理由3:勉強が間違っているから
です。
「自分の勉強方法が間違ってるってこと?」「何いってんの?ちょっとイラッとするな」と思っていますか。
どちらも正しい反応だと思います。人間は、自分の所属してるグループや、馴染みのあるものを否定されると拒否反応を示します。
[voice icon=”https://jpenglish.com/wp-content/uploads/2015/09/nayami.jpg” name=”女ちゃん” type=”l”]ねぇねぇ、聞いてよ。彼がとってもヒドいの。昨日ね、彼は私にXXXをしたの。ね?ヒドくない?[/voice]
[voice icon=”https://jpenglish.com/wp-content/uploads/2015/09/kkk.jpg” name=”男くん” type=”r”]確かに本当に最低だね。そんな最低な男とは早く別れた方がいいよ![/voice]
[voice icon=”https://jpenglish.com/wp-content/uploads/2015/09/cry.jpg” name=”女ちゃん” type=”l”]はぁ?何よそこまで言うことないでしょ(怒)?![/voice]
[voice icon=”https://jpenglish.com/wp-content/uploads/2015/09/ag.jpg” name=”男くん” type=”r”]え?・・・(どうすればよかったんだ)[/voice]
これはフィクション(架空の会話例)ですが、学ぶ事も多いです。上の会話例では、男性が女友達の旦那さんを間接的に馬鹿にしたので、その女性は気分を害してしまいました。
科学的な外国語の勉強法を理解するときも同じです。
キース自身、中学校から身についていた自分なりの勉強法を変えるのは容易ではありませんでした。なぜかというと、自分の習慣を変えるのは難しい上に、どの情報を信じて勉強していいけばよいのか分からなかったからです。
しかし、幸運にも外国語学習を科学的に検証するための学問があると知った時は心が躍りました。そして、時間とお金をかけてそのすべてを吸収すべく勉強してきました。すると、大学に合格しTOEICは900を越え、文部科学省から海外留学のための奨学金をもらえたりと、とっても良いことが起こりました。
一番嬉しかった&信じられなかったことは、ある時期から、時給が10000円になったので居酒屋のバイトをする必要もなくなりました。
キースが時給1万円になって居酒屋バイトをやめた時のハナシに続く。
コメント